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α-Klotho KO
※凍結受精卵による維持系統
 
kloho/Jclは、α-klotho挿入突然変異マウスであり、α-klotho遺伝子の発現は極めて低く機能的には無視できるもののnull mutationではありませんでした。また、低リン食などによりα-klotho遺伝子の発現が部分的に回復し、変異表現型が改善する事がわかりました。よって、null mutationマウスを作製する必要が生じ、α-klotho遺伝子をノックアウトした系統(α-Klotho KO)が作製されました。(Takeshita et al., 2004)
α-Klotho KOは、C57BL/6を背景で、生殖腺の成熟がやや良いと思われる以外はklotho/Jclと同様の変位表現型を示し、その表現型は安定しています。
 
生後3週までは野生型と区別なく発育しますが、3週を超えると発育が止まります。

表現型・成長障害
     ・早期死亡(平均寿命60日)
     ・動脈の中膜の石灰化、内膜の肥厚
     ・加齢に伴う動脈硬化
     ・骨密度低下
     ・小脳のPurkinje細胞の脱落
     ・卵巣、子宮、精巣の顕著な萎縮(第一次減数分裂は起こりません)
     ・胸腺の顕著な萎縮
     ・胃壁、皮膚、気管、心臓弁など軟部組織の石灰化
     ・皮膚の萎縮
     ・毛根の減少
     ・皮下脂肪の消失
     ・運動能低下、異常歩行
     ・成長ホルモン分泌顆粒の減少

α-Klotho KOマウスでは、血清1,25(OH)2D,FGF23の高値、およびビタミンD前駆体を活性型へと変換する酵素である1α-hydroxylaseの発現上昇が認められます。遮光環境でのビタミンD欠乏飼料給餌による飼育や1α-hydroxylase(Cyp27b1)遺伝子ノックアウトとの交配によりビタミンD活性の上昇を抑えると、認められた様々な特徴が消失します。ビタミンD欠乏飼料の投与により、長期的な飼育が可能です。